ミノキシジルは妊婦も使えるの?

2020年01月24日

ミノキシジルは、2010年に公益財団法人の日本皮膚科学会が作成した「男性型脱毛症診療ガイドライン」の中で、外用療法の第一選択薬として用いるべきと高く評価された発毛成分です。
ちなみに、この成分を配合したRiUPは第一類医薬品に指定されており、育毛剤よりワンランク上の発毛剤というジャンルに分類されています。

なお、ミノキシジルを使用することで薄毛がいかにして改善されるのかの詳細なメカニズムは現在でも不明ですが、元々は降圧剤として用いられていたということから血管を拡張する作用によるものと考えられています。
これは、頭皮の血管が拡張されることで、血液循環が活性化して毛根に栄養素が頻繁に送り込まれるようになるので、髪の毛の成長が促進されるという仕組みです。
このように、頭皮の血行を活性化するというアプローチは、育毛剤に配合されている成分全般に見られるもので、天然系のものではセンブリエキスやニンジンエキス、M-034などが代表的です。

ちなみに、ミノキシジルとこれらの天然系の発毛促進成分との違いは、副作用のリスクがあるということです。
具体的には、頭痛・むくみ・多毛症・不整脈などで、血圧が急激に低下することが原因です。
このために、心臓や腎臓に障害のある人や高血圧や低血圧が著しい人が使用する場合は、事前に医師や薬剤師に相談しなければなりません。

一方、男性型脱毛症診療ガイドラインで内服療法の第一選択薬として用いるべきということからミノキシジルと同様に最高ランクのAに分類されたfinasterideのようにホルモンへの作用はないので、妊娠中や授乳中などの使用も特に禁止されていません。
これは、胎児や乳児に影響を及ぼすような危険はないからです。
ただし、髪の毛以外に対してのプラスのメリットはないので、デリケートな時期にあえて使用するよりもひと段落付いてからにする方が無難です。
具体的には、妊娠中の出産間際や出産してからも体力が回復していない時期は避けるのが賢明ということになります。

妊娠中は基本的に薄毛治療は控えるべき

男性型脱毛症の治療として効果が高いとされる育毛剤のミノキシジルですが、どんな人でも安全に使えるとは限りません。
中には服用を控えるべき対象の人もいて、それが妊娠中の人です。

そもそもミノキシジル自体に胎児への影響が報告されている訳ではありません。
しかし、アメリカの調査団によると胎児危険度指数というものがあって、Xが最も危険で順番にA・B・C・Dとなっています。
この危険度にミノキシジルを当てはめるとCに分類されているので、妊娠中の使用は危険なことは間違いありません。

万が一、ミノキシジルが原因となり胎児に悪影響を与えると奇形児として生まれてきたり、何かしらの障害を持って生まれてくる可能性があります。
この原因は母胎と胎児が繋がっているからで、妊娠中の人が摂取するとミノキシジルの成分が胎児へと移行してしまうことから起こります。
同じ理由から授乳中の場合には使用を控えた方が良く、はっきりとした副作用やトラブルなどの報告はないものの、これらの状況に当てはまる人は使用を控えた方が賢明でしょう。

また、妊娠を希望している場合ですが、実は副作用に性欲の減退や性的不能などの生殖器関連のものが報告されています。
なので、これから妊娠をしようと試みている夫婦も使用を控えた方が良いでしょう。

では、これらの人はどのようにして育毛や発毛を促せば良いかというと、その答えは簡単で、発毛や育毛に良いとされる天然成分を摂取すれば良いのです。
例えば髪の毛の主成分であるタンパク質や頭皮や髪の毛のターンオーバーを促進する亜鉛、さらにはホルモンバランスを整える大豆イソフラボンなどが効果的です。
他にもビタミンやミネラルをバランスよく摂取することでミノキシジルを使わなくても発毛を促すことができます。

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